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趣味の範囲でトライアスロンをしながら、普通に仕事、子育て、遊びの不定期ブログ
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トライアスロン おしんレース戦記 05

過去の日記です お暇ならどうぞ。


少し水温は冷たいが、波も無く天気は良好トライアスロン日和だ。水深8mの海で立ちながら浮いている鉄人達スタートを今か今かと待っている。一樹、塾長と1度握手をして遠慮がちに外側のスタートラインに陣取る、スイムはウエーブスタート10代~30代の男子から2分後に40代~50代の男子更に2分後60代~70代と女子選手の順番でスタートする。今浮いているのは10代~30代の鉄人達、それを見下ろす形の家族や友人達の応援団。
いよいよスタート!一斉に泳ぎだす鉄人達、前にいた一樹もあっという間にいなくなった。家族が見てる手前スタートは勢い良く泳ぎ出したが200mあたりで既に疲れてきた・・・後ろの外側からスタートしたはずの塾長は順調だろうか? 人の心配より自分のことで手一杯なのだが、苦しい現状を少しでも忘れたい。後からスタートした40代や女子選手にもドンドン追い越されクタクタになってやっとスイムアップ、38分・・・出来れば35分位で上がりたかったがあの出来ではこんなもんだろう。
ふらつく足を誤魔化しながらトランジッションへ、急いでウエットスーツを脱ぎバイクへ跨る さあ、いくぜ!と思ったら水中メガネを外してない・・・気を取り直して出発、338番のトランジッションには既にトレックの塾長のバイクは無い。スイムアップ38分では当然と言うべきだが・・・心のどこかでまだある事を期待していた・・・。もう、ここから追い上げるつもりで行くしかない!スタート付近にいた家族に手を上げてバイク開始。
スイムで遅れるだけ遅れたので、抜かされる心配も無くガンガン下位の選手を抜いていく、遅れ挽回開始!!!漕いで漕いで漕ぎまくった、早い時点で一樹とすれ違う 一樹は順調の様だ。塾長は・・・いずこ??折り返しの風力発電の風車が見えてくる、あれを曲がれば折り返しの直線というところで来た、来てしまった トレックのバイク、パールイズミの私と色違いのユニホーム!折り返し地点からはかなりある。すれ違いざま塾長が気合の挑発 「来い!!!」 「おう!!!」と受けるも思った以上の差が付いた。
行くしかない、ニャロウ!この後のランのことなんて考えずに全開で漕ぐ!2周目に入る折り返し付近、塾長との差は詰まっているのか良く判らない、気合で折り返すと小野寺さんに  「折り返しの時はギアちゃんと下げて!!」と激が飛ぶ、漕ぐのに夢中で忘れてた・・・しかし流石に良く見てるな小野寺さん。2周目も漕ぎに漕いだ、順調に順位を上げていく スイムで遅れすぎたのだから当然なのだが気分は乗ってくる、これでもかこれでもかと漕いで2周目折り返しの直線で塾長すれ違う。1周目よりは詰まったが、まだ1km位差があるか・・
これはラン勝負か?いや、今更ランには足を残しても大した変わらない、バイクで追いつかないと逃げ切られるか?!休まず漕ぐ3週目のスタート地点折り返し、塾長との差は詰まっているもののまだ600m位は差があるか・・・折り返しても背中は見えない、とにかく338番を猛追する、漕ぎに漕ぐするとスピードメータ上がってこない、向かい風が強くなってきたのか、止まっていた風力発電の風車も動き出している。漕いでも漕いでも進まない ダメか・・・そう思った刹那 閃いた「向かい風が一番応えるのは体重の軽い塾長だ!チャンスだ!」更に漕ぐ、折り返しが見えてきた、塾長はまだ来ない折り返しはすぐそこまで来たが、まだすれ違わない。折り返そうとしている集団の中にゼッケン338を発見!!とうとう捉まえた!
折り返し塾長に並びかけ気の利いた言葉を言いたかったが漕ぐのに夢中で考えてなかった、最終的にでた言葉が「ジャじゃジャーん!!」だった・・・「やらいだー」一言、塾長は向かい風にやられた様子であっさりかわせる、他の選手は「なんだこいつ等?」と思っただろう。今度は追い風に乗ってスピードに乗る。途中70代の選手を追い越しざま「ファイト!」と声をかけ「ハイよ!」と返事が返ってくる。それに気持ちが乗りまた漕ぎに漕ぐ。ちなみに後に判った事だがバイクタイム順位は50位だった。私としてはかなり上出来だ。
ランに入ると足へのしわ寄せが一気にやってきた。攣りそうになる足。1周目の折り返しでトイレに入る、どうせ休むなら我慢していた小用を足そう・・・結果的にこれがよかったのか?なんとか走れるようになり2周目,それでもかなりきつくなって来た、頭の中でも「タイムはもういい、ゆっくりいこう」と甘えが出て来た。すると塾長とすれ違い「おめぇ水分摂れよ!」と言われた、「ん?そんなにフラフラに見えたのか?」と考えながらこれではいかんと気合が戻る。後からの話ではただ暑いから水分とっておけよ位の意味だったらしいが、これにも救われた。そして最終周、すれ違う塾長の顔も辛そうだ・・待ちに待ったゴールが見える、一樹の声がする。100m手前で一樹とハイタッチしてゴール前 娘を抱き上げ最後の力を振り絞る。「重いよ涼・・・」で2時間47分でフィニッシュ!!塾長は2時間53分一樹は2時間38分全員無事完走、いや漢走。
そしてエリートの部は小野寺さんがやはり凄かった、DNFなんて心配はなくカッコいいレースだった。   その後岩手に帰り、夜勤に出かけるこの人が真の鉄人だろう・・・
皆お疲れさんでした ・・・・


以上 05年酒田大会日記でした。
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プロフィール

HN:
局長
年齢:
51
性別:
男性
誕生日:
1974/09/30
職業:
会社員
趣味:
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自己紹介:
趣味の範囲でトライアスロンしながら普通に子育て 天秤座の凡人 酔拳初段
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