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趣味の範囲でトライアスロンをしながら、普通に仕事、子育て、遊びの不定期ブログ
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今日は佐渡ですね

チームの塾長とAさん、それとブログで知り合ったイトーさんが佐渡で頑張ってる頃かしら?
いいなぁ・・・・・・
さて、去年の私の佐渡戦記です。
ブログの引越しでこちらに記事を移動してなかったんでこれ機に載せておきます、お暇ならどうぞ。

9/6のAM4時15分に三崎公園に集合して塾長家族、Yと彼女、Aさん、私で一路佐渡を目指す。
順調に移動しフェリー乗り場には8時過ぎに到着、すでに受付は一見してそれと分かる 鉄 人 達が溢れているほとんどの いや9割以上の車にはバイクが積載されておりましたw
Aさんの車の後に続いてフェリーに乗船、初体験なんでなんだかワクワクしてしまう。
フェリーは思っていたより大きく、どんどん車が積まれていくのに一人で感動しながら船室へ、2等客室には鉄人の皆さんが所狭しと陣取っておられました。
何とか場所を確保してAさんと食堂で朝食?をとる、私が食べたのはラーメンとミニカツ丼セット、ここで驚いたのが カツ丼が卵でとじられてない、なにかソースとも違うだしのような物が掛かっているだけのカツ丼
まっ船の中の食堂なんてこんなもんか・・・と気にせず食べる、しかしこれが 旨 い こよなくカツを愛する私としては頭をハンマーで殴られたような衝撃だった、まあ ハンマーで殴られた事はないですがw
正直 このカツ丼は私の大好きメニューリストの上位に入りました。
本当はフェリーで移動する2時間半は仮眠をとろうかと思っていましたが、あれこれ珍しがってるうちに過ぎていきましたw 慣れてるAさんはしっかり仮眠してましたが・・・
で 待ちに待った佐渡上陸! と言ってもAさんの車において行かれないように必死に運転、地味ーに渋滞なのは我々トライアスリート集団のせいですかそうですか。
受付会場到着、外にはショップのテントがいくつも立ち並ぶ。なかなかトライアスロン用品はネットで買うことが多く、手にとって見る機会がないのでついつい足が向いてしまう。
受付を済ませ、昼食は近くの回転寿司へ しかしここもアスリートが溢れているw しかし 待つ事30分Aさんと2人で何とか佐渡の海の幸を堪能する
その後、大会会場に向かいスイムコースとトランジッションの確認、「げっ、ブイが霞んで見える・・
・・」スイムコースは1周で佐渡Aは3.8km、ターンするブイが遠すぎる・・・・・ちょっとだけビビル
さて4時から開会式と説明会に参加、当たり前ですがこんなにトライアスリートがいるのかってくらい会場は満員、過去最高の参加人数で約2000人もいるらしい、恐れ入りました。
それから、宿舎に向かう約15分の距離の相川温泉。
到着後に軽く明日の準備、すると事件発生 私のバイクのタイヤに空気が入らない・・・・
塾長がバルブを抜きはめ直す・・はまらない! あせった 焦った! おそらく中のチューブのバルブがずれて外のバルブが外れ加減だったのだろう・・・
しかし、原因がわかっても直せない、ホテルで自転車屋を紹介してもらい塾長と急行する・・・さっき通ってきた道だ・・・
で最新のナビにより迷うことなく到着、しかしそこは昭和の時代を色濃く物語る店構えの ロードレーサー なんて置いてませんって感じ・・・・
出てきた店主も白髪のおじいさん・・・「で どうしたってぇ?」・・・・大丈夫かしら・・・塾長も同じ感想らしく表情が不安げ。
一通り説明すると「さて・・・どうすってぇ・・・」・・・や やっぱり
で 中のチューブをバルブの穴から何かで突き刺しパンクさせタイヤを取り外してくださいと提案。
「それしかないわなぁ」 ・・なんだ 分かってたのかよ・・・
で それから中々穴が開かない間 神に祈る気持ちで待ったが無事修理完了。
後で聞くとトライアスロン大会のボランティアで毎年コース上でバイクのメンテナンスを行っているらしい。
なんだ・・・・そうなんですか・・・失礼しましたw
塾長と「あれじゃ、始め絶対直せないと思ったよな・・・・www」と車の中で笑いながら宿舎に帰ると、不安そうにYが風呂にも入らず待っていた。
それから食事を済ませ風呂に入り、バタバタした前日は何とか無事に終わった
朝4時に起床、それから準備をして5時に宿舎を出発してあれこれ準備をしてるとAさんがもう入水チェックに行くところそうAタイプは6時スタート、我々のBタイプとリレーは7時スタートである。
なんだか終始バタバタしてる・・・
あっという間にスタート10分前、K林さんに会う。彼女はお隣山形の女子招待選手、「練習でアバラをやっちゃって・・・」と言っていたが 「とかなんとかいっていつもどおりガンガン行くんでしょ?!」と返すと否定はしなかったw
 一度はぐれたYと塾長と握手をしてスイムスタートの合図。
ギリギリまで歩く、深さが胸の辺りまで来てやっと海面に顔をつけた、「うわ!綺麗だ!」と息継ぎのときに声に出してしまったほど佐渡の海は綺麗で澄んでいた。
なんか気分が良くなり気楽にスイム、「ああ 始まったなぁww」と気楽に脳内で何故か満足げw
しかし、気楽な時間は長くは続かず、バトル圏内に入ったと思ったら、それは長い過酷な時間の始まりに過ぎなかった・・・・
押され蹴られながらとにかく泳ぎきれば長いバイクの時間だ・・・今蹴った選手め覚えとけ
スイムアップ49分・・・しかし トランジッションの隣のバイクはすでに無い・・・そうゼッケンが続き番号だった塾長のバイクは隣にあったのだ。
というか 7割がたバイクは無くなっていましたが
ま 驚きゃしませんw 元気があれば バイクで行ける!いぐぞー!!1.2.3だぁーーー気合の105kmバイクライド開始、もうアームストロングか私かってくらい飛ばしに飛ばし、後の計算ではバイクで約450人抜いた
後は先に行く塾長を猛追するのみ、しかし30km辺りから心配されていた雨が降り出す。
いやそんな事気にしない、目指すは塾長の後姿。
しかしこれほどの選手を抜いているのに塾長は一向に見えない。
「ふっ それでこそ ワイのライバルですたい!」
と脳内で勝手に盛り上がる が しかし そんな最高のテンションが奪われるのは40km地点付近。
雨が強くなり、コースも全く頭に入っていないので行き当たりばったり作戦なのが前の選手を抜ける勢いなのだが、その選手がスピードを落としているのはこの先登りかカーブが来るからだろうか・・・と考えたのも束の間、カーブがやってきた。
しかし それほどの急カーブではない、このスピードで行ける。
そう判断した、林の中、雨でサングラスが濡れ視界が悪い、曲がり切れる よ な?・・・・衝撃が来た、目の前が白くなって今度は暗くなった。
気が付いたら視界が横になっていた、無言でバイクを建て直しペダルをはめ、何事も無かったように漕ぎ出す。
まるで自分ではない人間が淡々と初めての落車から立ち直ろうとしているようだった。頭の中でチェーンの音、ギアの切り替え、フレームの歪み・・・キズは無いよな と動揺を隠すように冷静にバイクの心配をしていた。
今までのスピードには程遠いスピード、それでも止まっていられない、いや リタイヤしなきゃならないのか? 少しずつ自分が落車した事を受け入れながら冷静になっていく・・・・
やっと自分の右の肩、腕、肘、手が痛いことを認識する。
泥だらけなのは仕方ないとして、傷口はきれいにしようとボトルの水をかける・・・あ 水じゃないアクエリアスだ
そして小指と薬指の付け根の傷を見るとパックリ深く、しかも傷口に砂やらゴミやら草が付着している・・・正直見なかったことしたかったが、こんなに深い傷は初めてだった
エイドステーションで水を貰い、口に含んで何度も傷口に吹きかける、せめて異物は取り除きたい5度ほど吹きかけて、殺菌のために唾を垂らす・・・なんでこんな事しなきゃならないんだ
まだ半分もレースは終わっていないのだ・・・・コーナーでは恐怖からかスピードを出せなくなっている、でも 幸い足は無傷だった、序盤のようにガンガン抜いていく事は出来なかったが徐々にペースを取り戻していく、雨で見難いなったサングラスを外したら何かが吹っ切れた
「吹っ切れたぞチキショーーw!」あえて声に出してみる、よし気持ちが乗ってきた猛追ライド再開だ ゴラァ!!! と玉砕ライドにうって出た。
・・・・・・・・・・90km地点 塾長の漕ぐチェーンの音より先に、私の足が見事に玉砕した音が聞こえてきた・・・
「おやっさん、すまねえな 燃え尽きちまったぜ・・・」
しかし、塾長追撃諦めたがレースを諦めた訳ではない。
やっとたどり着いたトランジッションで応急処置だけしてもらおうと ボランティアの方に「あの レース中でも治療してもらえますか?」と傷口を見せながら聞くと「あ そ ちょっと聞いてきます!」 と走って行ってしまった。
仕方ないのでバイクを戻しランの準備をしていると マーシャルの方が「怪我なさった方居ませんか!?」と周ってきた。
「はい、自分です!」と名乗り出て傷口を見せながら「応急処理、いや消毒だけでいいんですけど・・」と言うと 「落車ですか、救護室はこっちです! 自分も落車経験ありますからわかりますよ、その時リタイヤしようと思ったんですけど、かみさんに 時間はあるから言って来い!と言われてねww レース後の診断で全治2ヶ月でしたよwww」「うわw そうなんすかw」 と二人で救護室のある小学校へ 以後マーシャルの方はM。
M「怪我人なんでお願いします!」 と緊張感の無い体育館にMさんの声がこだまする。 医師「じゃ こっち来て座ってください」 おおよそレースとかタイムとかには無縁なスピードで進行していく治療。
医師「あー指のとこは縫わなきゃ駄目だね、縫合するよ」看護師「先生ここには縫合の道具はありません」 医師「あ そうか じゃ病院に行って貰うしかないな」
M「いや、彼はこれからもレースを続けますんで その後でもいいですか?」医師「え?こんなに深いんだよ?今縫えばすぐ治るから」 私「いや、レース続けますんで応急処置でお願いします」 医師「え?いいの?ほっとくと傷口が・・・(略」M「もう二時間で戻ってこれますから、その後また見ていただけないですか?」 医師「へぇ・・・トライアスロンでは縫うような傷でもリタイヤの理由にはならないの?ふーん鉄人だねぇw」と皮肉まじりに言われたが、M「そうですね、走るのに影響なければGOですよ!」とMさん 医師「じゃ ゴールしたらまた見せに来て」 と最後は送り出してくれた。しかしこの時間はバイクタイムにカウントされている
でものマーシャルの方の熱い気持ちになんだか心を打たれた。
何度もお礼をいいランに出発。
走り出すと塾長夫人が「M(塾長)は13分前に行ったよ!どお?キツイ?」
「あーー転んでしまった」と答えたが走ると決めた以上泣き言厳禁である
走り始めると足の疲労具合がいつもより大きい 当たり前かw
5km付近で折り返してきた女子の選手に「ファイト!!」と声を掛けられる。K林さんだ 「はぇぇ!」としか言えなかった私・・・そう20kmのランは10kmの往復のため上位の選手早い段階ですれ違う。
元気を貰い、ペースは1km5分、こんなもんだろう。
7km やっぱり辛くなってきた・・・「ほら頑張れ!」と応援してくれたおばあちゃんに「ゥイッス・・・」と返すと「よし!」 となんだか嬉しそう、ありがとう がんばるよw
9km地点で勢いよく塾長登場 「おおおう!早く来い!」と声を掛けられたが、負け惜しみを言う余裕も無く・・・・「落車しちまった・・・」と一言 「はぁ? マジか 大丈夫か?下りかぁ?!」 と塾長の声が遠ざかっていく、悔しいが今回も完敗であります。
しかし エイドで止まってオレンジやらレモンをかじりつつも歩くことは負けと勝手に思い定め、残り5kmでYとすれ違う、こちらに気付いたYが中央線に寄ってきたので負傷した右手で優しく笑顔のハイタッチ、後は自分との戦い。
ゴールするまで歩きたいのを我慢する、かみさんの妹夫婦が応援に来てるはずだ、かっこよくゴールしたい・・・足痛いよ・・・何度も時計を見る、後何分?後何キロ?・・・商店街が見えてきた 「ゼッケン番号3109番I原選手お帰りなさい!1番の目標はレースを楽しむ事!だそうです ラスト頑張って!。」とアナウンスが流れる そういえばそんな事申し込みのとき書いたっけ・・・沿道の応援している私の娘くらいの子たちが手を出してハイタッチを待っている、あぁ もうゴールだ やっとゴールのある会場に到着 会場にもう一度「ゼッケンNO3109 秋田県 I原F明選手!」 とコールされる 6時間19分の佐渡の旅が終わる 196位/749人中  スイム 546位 バイク131位 ラン268位
正直、散々なレースでしたが 感想を聞かれたら間違いなく「また来ます!!」と答えます!w
ゴール後メダルとタオルをかけてもらい、ステージを降りたところにいた塾長と握手をする。
義妹夫婦に応援に来てくれたお礼を言い再度救護室へ。
消毒と薬を塗ってもらい「病院へ行ったほうがいいよ」と再度言われる。
「分かりました」と答えたものの、このゴール後の独特な貴重な時間を治療に使うつもりはありませんでしたw
Yのゴールを待ってる間トランジッションで後始末をしていると、近くにいた選手の肩に擦り傷が・・・「落車したんですか?」と話しかけてお互いの状況を話し、「でも、こういう事があるとゴールがまた一段と嬉しいんですよね」と言われ 大いに同感した、コンディションのせいか、落車した選手は結構いたようだったので同じような思いをした選手もいたはず。
塾長とYが来るのを待ち、1時間後にYも無事彼女とゴール
塾長は帰宅するため、ここで帰路に着く
Yと温泉に入り一度ホテルに戻り、それから夕方Aさんのゴールを待つ。
私はYに運転して貰うのをいい事にビールを飲みながらAさんの帰りを待つ。
しかしゴール予想時間から1時間待っても来ない・・・
M田氏に電話し、速報でAさんのタイムを確認すると「25.6km地点16:44通過」との事。
大分去年より苦しんでいるらしいがリタイヤもしてないので更に待つ。
待ってる間、ビールで良い感じに酔いながらYに「こうなったら、走路に出て行ってAさんと一緒にゴールするぞ!」と勝手に宣言。
Y「Aさん迷惑がったらどうするっスか?」 私「馬鹿!問答無用で走り出すんだよ」と更に意気が上がるww
30分経過しPM7時過ぎ、Yに「トイレ行きたいけどこれでAさん来たらヤバイなw」と話していると遠くの暗闇にAさん発見!
Yとドタバタ走路に飛び出し Y「Aさーーん!!」 私「Aさんいぐぞー!」
ビデオカメラ片手に走り出すw
Aさんの横顔を撮りながら、ゴールを目指し3人で手を繋ぎ万歳でゴール!
Aさん「いやー待たしてしまったなぁw」と大して辛そうでもないのは流石である。
これで無事塾生全員が漢走
それからYと宿舎に戻り、ささやかな打ち上げを行いながらTVを付けると、LIVE放送であと10分のコール。最後にゴールした選手が映され、時間になると花火が上がった なんとなく寂しくなりながらも疲労から早めの就寝。
本当に佐渡大会は素晴らしい大会でありました
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プロフィール

HN:
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年齢:
50
性別:
男性
誕生日:
1974/09/30
職業:
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趣味:
トライアスロン
自己紹介:
趣味の範囲でトライアスロンしながら普通に子育て 天秤座の凡人 酔拳初段
その他