少し肌寒いが、天気は秋晴れ絶好のレース日和だった。
会場で受付してから、バイク、ランのアップを済ませる。
参加人数は121人、塾生は私、塾長、K樹、K司、Y樹、M田、Y也の7名。
得意の酒田のコースで苦手なスイムが無いデュアスロン大会だけに正直、絶好調のライバル塾長(2連敗中)や他の塾生にも負けられない。
始めっから全開で勝負を賭けるつもりである、なんといっても今回塾長に負ければ 「塾長家族を焼肉に招待する!」と酒の席で勝手に背水の陣を敷いたのだw
多少心配なのはスタート時のペース配分と辺りをウロウロしてる今年初参加のY樹・・・・
以前から右ひざが痛いらしく、サポーターをしながらのレース。
「いやーアップで疲れた」とか言いながらムシャムシャとカロリーメイトやら何やらをパクついている、コイツは大丈夫なんだろうか・・・w
スタート位置に移動し、K司と並んでスタートを待っていると後ろからY樹とM田氏がゲラゲラ笑いながら「F明(私)!そのふくらはぎ何だよ!?こん棒かww」
・・・この2人はレース初参加なんだが緊張感がないらしい。
スタートの合図と共にゾロゾロと走り始める、K司は「俺は行くぜ!」といい前に出る。
丁度いい目標が出来た、K司の背中を追いながらのレース開始、後ろからY也が追い越して行く勢い。
3人一塊でグランドの芝生コースを1km走り道路へ、ここで私がペースを上げ2人の前に出る。
K司が後ろから「キロ5分ペースだぜ・・・」と話しかけてきた。「え マジか?!」と更にペースを上げる。
2キロ地点タイムを確認すると 8:08 キロ4分じゃんか! K司め間違えたのか?囁き戦術なのかw
思っていたより速いペースだが、せっかくだからこのまま行ってしまおうと決意する、K司は付いて来ている気配、Y也は少し離されたか?
折り返しで、他の塾生との差を確認しながらペースを維持し、そのままトランジッションへ走りこむ 0:20:40。
ふくらはぎの張り具合が少し心配だが、もうなるようにしかならないw
バイクコースへ出る、トライアスロンのスイムアップしてからとは違い、周りの選手のペースが速い。
負けじとペースを上げジワジワ競り落としていくが、足の疲労もトライアスロンより大きい。
1周目、私→K司→Y也→塾長→K樹→M田→→Y樹 喰らいついてくるK司、ジワジワ近づいてくるY也、塾長は上がってこない、K樹はなんだか体が重そう、M田氏はどうした? Y樹・・・頑張れw
2周目に入りペースも落ち着いてきた、すると後ろから来た選手に一気に置いていかれた・・・ゼッケンを確認し、後で確認してみると 60代の選手でした・・・・継続は力なり、まだまだ我々はヒヨッコでありますw
3周目とうとう周回遅れになったY樹が目の前に現れた、フラフラと漕いでいる姿がかなりきつそうだ。
気の利いた激励をと思いあれこれ考えながら後ろから近づき「足はどうだ?!」と聞くと 「あー?痛ぇー!」 とやはりきつそうだ。
考え抜いた激励は「いいか、諦めんなよ!」 の一言に凝縮、これしか思いつかなかったw
最終周、K司を抜かして追い上げてきたのはY也。 塾長、M田氏、k樹は予想に反して上がってこない、どうやら塾内争いはY也、K司との勝負になりそうだ。
バイク終了時、私→Y也→K司→塾長→M田氏→K樹→→→Y樹
トランジッションでランシューズを履くのに手間取りながら足がかなりヤバイ状態なのを思い知らされる。
ま なるようにしか・・・・走り始め いきなり足がストライキを起こす!
立ち止まり芝生のコースで悶絶しそうになりながらなんとかストレッチで回復・・・
ある程度予想はしていたがいきなり過ぎだ、ふくらはぎ労働組合恐るべしであるww
あとは5kmをダマシダマシ走りきる、バイクに乗ったK樹に「ほら、しっかりしろ!w」と声を掛けられる。 つーか お前が言うなw
折り返しでY也とK司との距離を確認して勝利を確信、しかしもう一人勝たないといけない相手がいる、去年の自分である。
腕時計を見ながら去年のタイム1時間37分を切れるか すれ違う塾長 K樹 M田氏とハイタッチしながら ラスト1kmでスパート。
さっき抜いていった相手を抜き返し、ゴール前は残った力を振り絞った。
1時間36分28秒でフィニッシュ! 121人中(DNF1人含む) 30位 (R1 0:20:40 B 0:53:06 R2 0:22:42)
何とか目標全てを達成した・・・・さて、あとは Y樹の完走である。
汗で冷えるので着替える前に ユニホームで記念撮影。
さてY樹を迎えに行くか・・・・タイムアップまで後17分、歩いてなければゴールできるはず。
ランコースの外を走り向こうから走ってくる選手達に声を掛けながら走っていくと 遠くに最終ランナーに併走するマウンテンバイクのマーシャルの姿を発見。
最終ランナー Y樹がフラフラになりながらも走ってくる、先に行っているK樹が声を掛ている。
意外に表情は明るく、元気なようで安心した。
私「歩いたか?」Y樹「いや 歩いてねえw」 私「よし、じゃあ ゴールで サ ラ イ 歌って待っててやるw」 Y樹「ちょw おまっ! 笑わせんな 貴重な呼吸をw」
とかやりとりしてたら、前の選手が足を攣ってしまって立ち止まっている、「ラスト!」と声を掛けながら Y樹が最終ランナーから脱出。
ゴールが近くなってきた 私「息子と一緒にゴールするのか?」 Y樹「ああ いるかなぁ?」 と言うので一足先にゴール前に行き Y樹のかみさんに知らせる。
息子を抱っこし、「ゆっくり!赤ちゃん落とさないようにw」会場に放送されながらゴール前は歩いてフィニッシュ 無事漢走。
芭蕉レースのM谷氏に続いてのブービーでのゴールだったが 本人は大いに満足げだった。
チームメンバーの順位は Y也46位 K司49位 塾長61位 K樹79位 M田氏85位 Y樹119位。
今年の最終戦は無事終了、来年に向けていい刺激になりましたとさ めでたしめでたし。
↓隊長!足が今までに無いくらい筋肉痛であります!

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特にY樹の頑張りは、来年のレースにつながるんじゃないか。
まぁ今シーズンお疲れ様です。